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エンジン・駆動系

エンジンブレーキはどれ?どこにあるの?原理と使い方を伝授!

2019/08/07


自動車免許を持っている方なら「エンジンブレーキ」を知っていてあたり前ですよね?

いえいえ、実際のところ、聞いたことはあるがどうやって使うの?って方が意外に多いんです。

もう何年も運転しているのに、いまさら聞けないと思っておられる方のために専門用語を使わずに簡単にご説明いたします!

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エンジンブレーキはどこにあるのその原理とは?

 

エンジンブレーキを知らない方の中には、「私の車にはついているの?」「古い車にはついてないの?」と勘違いしている人も中にはいるようです。

ではいったいどこにあるの?

答えはこれです。

エンジンブレーキは目に見える物ではなく、ドライバーが行うテクニックです!

では、どのような原理で、どのように使うか詳しく解説していきます。

車のブレーキの種類

・フットブレーキ・・・・・足で直接操作するブレーキ
・パーキングブレーキ・・・駐車時に使うブレーキ
・排気ブレーキ・・・・・・トラック等についているブレーキ
・そしてエンジンブレーキです。

変速機は大抵の場合1速から多いものなら6速ぐらいまであります。
スタート時は1速でスピードはゆっくりですがスピードが出るにつれて2速3速とギアを上げていきます。

その時に例えば4速から2速に落とすとします。
その時に急にブレーキがかかるようになります。
これがエンジンブレーキです。

ギアを落とすことでエンジンに負荷がかかりブレーキがかかったようになるのです。
ギヤの組み合わせを、ドライバーのタイミングで変更し、エンジンに負荷をかけ減速していきます。
イメージだと、動いている車輪にブレーキをかけるのではなく、車輪を動かしているエンジン側(変速機)でブレーキをかけている感じです。

エンジンブレーキは、ドライバーのテクニックにより作用するのです。

エンジンブレーキはいつどんな時に使うの?

 

では、いつどんな時に使えば良いのか解説していきましょう。

エンジンブレーキは、走行中であれば好きなタイミングで使えますが、使うべきタイミングが明確にあります。

例えばこんなタイミングです。

✔下り坂で無意識に加速してしまうとき
✔カーブに入る手前で減速したいとき
✔赤信号に変わりそうなとき
✔冬の路面で滑りそうなとき

それでは一つずつ解説していきます。

下り坂で無意識に加速してしまうとき

急な下り坂や、長い下り坂ではフットブレーキを踏みっぱなしで走行していませんか?
ブレーキのかけ方としては最も悪い方法です。

フットブレーキを踏みっぱなしにすると、ブレーキ本体が摩擦熱で高温になり、摩擦力で作用する本来の力が発揮できなくなります。
これをフェーン現象といいます。

また、ブレーキのオイルが熱で高温になると、油圧が低下しブレーキが効かなくなることもあります。
これをベーパーロック現象といいます。

カーブに入る手前で減速したいとき

カーブに進入するときは減速しながらではなく、しっかりと減速してから進入するのが理想です。
カーブ直前までアクセルを踏み、カーブに進入しながらブレーキを踏んではいませんか?

カーブの手前でアクセルペダルを放し、エンジンブレーキで余裕をもって減速しましょう。

赤信号に変わりそうなとき

止まる直前までアクセルを放すのではなく、赤信号で止まるとわかった瞬間からエンジンブレーキで減速し、信号手前で徐行速度になっているのが理想です。

冬の路面で滑りそうなとき

路面が凍結時は、フットブレーキのみだと、止まるどころか滑ってしまう場合があります。

最近の車は性能も良くなり滑ることは減ってきましたが、念のためエンジンブレーキとフットブレーキを併用するのが安心です。

エンジンブレーキをオートマではどのように使う?

肝心の使い方を解説していきます。

エンジンブレーキといっても、全ての車種で同じとはかぎりません。

オートマ車なのかマニュアル車なのか。
高年式なのか低年式なのか。

運転している車種によって違いが出てきます。

今回は一般的に普及している、オートマ車でのエンジンブレーキの使い方をご説明していきます。

もっとも使われている方法は、アクセルペダルを放すだけの一番簡単な方法です。

ひと昔の前の車では、ブレーキが効いている実感がそこまで得られませんでしたが、最近の車では、アクセルペダルを放した瞬間からどんどん減速してゆきます。

アクセルペダルからブレーキペダルに、踏みかえる回数も減りますので運転疲れも軽減される効果もあります。

もう一つの方法は、シフトをDレンジから2やLに手動で変更する方法です。
シフトダウンと呼ばれています。

この方法は徐々に減速していくのではなく、ガツンと少し衝撃を感じる程度の減速ができます。
下り坂での加速を抑える場合に使用される事が多く、平地な一般道ではあまり使われることがありません。

ただし注意点があります。

フットブレーキに近いくらいの減速が得られますが、ブレーキランプと連動していないため、後続車両に減速を認知されず、事故やトラブルの原因となってしまう場合があるので、むやみに使うのは禁物です。

エンジンブレーキを多用すると燃費が悪くなる?

「エンジンブレーキは燃費が悪くなるから使いたくない」そんな意見を聞いたことがあります。

結論は・・・正解でもあり不正解です。

どういうこと?と思いますよね。

やたらむやみにエンジンブレーキを使うのであれば正解です。
正しいエンジンブレーキの使い方をするのであれば不正解です。

大切なのは使う状況とタイミングだということです。

燃費が悪くなる使い方とは?

・赤信号から青信号に変わったのに、シフトダウンによる減速をした。
・下り坂が終わっても、Dレンジに戻さず2レンジで走り続けた。
・直線道路なのにアクセルペダルのオンオフを繰り返す。

このような使い方では、燃費は当然悪くなってしまいます。

逆に正しい使い方をすれば燃費は良くなります。

最近の車は、アクセルペダルを放すと減速と同時に、エンジンへの燃料供給を一時的に止める技術が使われています。

これは、フューエルカットや燃料カットといいます。

減速しているのに、わざわざ燃料を使ってエンジンを回転(車輪を回転)させる必要がないためです。

その他に、スズキのエネチャージという技術もあります。

これはアクセルペダルを放したときに発生する、減速エネルギーを発電に使い、特殊なバッテリーに貯めておく技術です。

正しい方法で、エンジンブレーキを使用すれば燃費が悪くなることはありません。
その証拠に、自動車学校や各自動車協会などでもエンジンブレーキの使用を推奨しております。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、意外と知られていない「エンジンブレーキの原理と使い方」についてご紹介させていただきました。

自動車には様々なブレーキ方法がありますが、一番大事なのは心のブレーキです。

車の性能も技術も年々進んでいき、自動運転の採用まで目前の時代になってきましたが、一般的に普及するのはまだまだ先の話になりそうです。

数年後より明日の運転を意識して、ぜひ上手なエンジンブレーキテクニックを使い分けて、燃費向上と自動車事故の予防に役立ててみてくださいね。

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