CHR SUV車

トヨタCHRのターボFF1.2Lの加速と馬力と燃費の評価は?

2018/08/01

トヨタのクロスオーバーSUV「chr」には1.2lターボ車とハイブリッド車がありますが、販売台数を見ると6:4の割合でハイブリッドの方が売れています。

とは言え、chrターボ車はハイブリッド車にはないドライバビリティを備えていますし、価格面のメリットもあるので、こちらを検討している方も多いはずです。

そこで今回は、chrターボ車の馬力や加速性能、燃費などに関する評価を紹介することにしました。


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トヨタCHRターボ マイチェンでFFが追加されたがどうなった?

当初4wdしか設定のなかったchrターボ車ですが、2018年5月7日にff(2wd)が追加されています。

エンジンやトランスミッションは4wd車と共通ですが、車両重量が70kg軽くなったため、動力性能面では有利になりました。

一方、最低地上高が15mm低くなり、chrハイブリッド車と同じ140mmになったため、雪道や悪路での走破性では不利になったと言えます。

しかし、同時に全高も15mm低い1,550mmになったため、立体駐車場に入庫できるようになりました。

このことは、特に都市部のユーザーには大きなメリットになるでしょう。

また、同じグレード同士で比較すると、chrターボff車の価格は4wdよりも194,400円安くなっています。

少しでも安くchrを手に入れたい人にとっては、この価格差は魅力的に映るはずです。

では、市場のchrターボff車に対する反応はどうだったのでしょうか?

自販連のデータによると、chrの販売台数は2018年4月が4,531台(前年比34.4%)だったのに対し、ターボff車が追加された5月には5,536台(前年比43.0%)、翌6月には6,820台(前年比47.6%)へと増加しています。

恐らく、価格競争力の高いターボff車の追加が販売台数増加の原動力になったと見て間違いないでしょう。

トヨタCHRターボの 馬力と燃費はどうよ?

この項目では、chrターボ車の馬力や燃費などについて検証します。

chrターボの馬力をライバルと比較

まず、chrターボ車とchrハイブリッド車及びライバル車の馬力とトルクを比較してましょう。

車名 最高出力(馬力) 最大トルク
トヨタchr1.2lターボ車 116ps/5,200~5,600rpm 18.9kgf・m/1,500~4,000rpm
トヨタchrハイブリッド車 122ps(システム最高出力) -
ホンダヴェゼル1.5lガソリン車 131ps/6,600rpm 15.8kgf・m/4,600rpm
日産ジューク1.5l車 114ps/6,000rpm 15.3kgf・m/4,000rpm
スバルxv1.6l車 115ps/6,200rpm 15.1kgf・m/3,600rpm
スズキsx4 s-cross(1.6l na) 117ps/6,000rpm 15.4kgf・m/4,400rpm
ルノーキャプチャー(1.2lターボ) 118ps/5,000rpm 20.9kgf・m/2,00rpm
プジョー2008(1.2lターボ) 110ps/5,500rpm 20.9kgf・m/1,500rpm

chrターボ車の馬力はchrハイブリッド車よりも6ps劣っていますが、車両重量が40kg軽いのでほぼ相殺されると見て良いでしょう。

また、ライバル車との比較では、特にパワフルでも非力でもなく中庸なスペックになっています。


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chrターボの加速性能をライバルと比較

馬力ではライバルに引けを取らないchrですが、車両重量が重いため加速性能に不安が残ります。

そこで、chrとライバル車の実際の加速性能を比較してみることにしました。

車名 0~100km/h加速(秒)
トヨタchr1.2lターボff車 10.9
トヨタchr1.2lターボ4wd車 11.4
トヨタchrハイブリッド車 11.0
ホンダヴェゼル1.5lガソリンff車 11.2
スバルxv1.6l車 13.9
ルノーキャプチャー(1.2lターボ) 10.0
プジョー2008(1.2lターボ) 10.3

chrターボ車のffと4wdを比較すると、車両重量の軽いffの方が0.5秒速いタイムになっています。

また、chrターボff車とchrハイブリッド車のタイムがほぼ同等であることも分かりました。

ライバル車との比較では、同じ1.2lターボエンジンを搭載するキャプチャーや2008よりやや劣っていますが、これは車両重量の差によるものでしょう。

chrターボの加速性能の評価は?

加速タイムも重要ですが、ドライバーの体感する加速感も重要なポイントになります。

そこで、chrターボ車のユーザーが加速性能をどのように感じているのかを調べてみたところ、以下のような声がありました。

  • ・戸惑うほど加速が良い
  • ・もっさりしている
  • ・可もなく不可もなし
  • ・とにかく遅い
  • ・加速に伸びがないので合流や追い越しでためらうことがある
  • ・トルク感溢れる加速をする
  • ・必要十分な加速をするがパンチには欠ける
  • ・爽快な加速感
  • ・上り坂での加速が悪い
  • ・出足が悪いので街乗りでストレスが溜まる

このように、chrターボ車の加速性能に対する感じ方は、賛否両論分かれることが判明しました。

恐らく、ユーザーによって比較の対象になる車、すなわち前に乗っていた車が違うことが賛否分かれた要因でしょう。

chrターボの燃費をライバルと比較

続いて、chrターボ車の燃費をchrハイブリッド車やライバル車と比較してましょう。

実燃費のデータは、燃費検証サイト「e-燃費」を参照しています。

車名 カタログ燃費(km/l) 実燃費(km/l)
トヨタchr1.2lターボff車 16.4 -
トヨタchr1.2lターボ4wd車 15.4 12.4
トヨタchrハイブリッド車 30.2 21.2
ホンダヴェゼル1.5lガソリン車 19.0~20.6 14.1~15.1
日産ジューク1.5l車 18.0 13.0
スバルxv1.6l車 15.8~16.2 12.4
スズキsx4 s-cross(1.6l na) 15.2~16.2 15.4
ルノーキャプチャー(1.2lターボ) 17.2 14.7
プジョー2008(1.2lターボ) 19.5 15.6

chrターボ車の燃費は、カタログ燃費だけでなく実燃費においてもライバル車より悪いことが分かりました。

燃費を重視する方は、chrターボ車は買わない方がいいかもしれません。


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トヨタCHRターボの試乗した評価はどうよ?

実際のところchrターボ車の走りがどうなのか気になったので、ディーラーに足を運んで試乗してみました。

最初に試乗したのは4wdで、まずはドライブモードを「ノーマル」にセレクト。

出足は極低速域のトルクが薄く、もっさりとした印象を受けましたが、一旦走り出してしまえば特に加速にストレスを覚えることはありませんでした。

CVT特有のラバーバンドフィーリングもあまり気にならず、エンジンとのマッチングも悪くありません。

前が空いたところでアクセルを深く踏み込んでみましたが、その際の加速はいまひとつパンチに欠ける印象でした。

次にドライブモードを「スポーツ」に切り替えてみたところ、同じ速度で走っていてもエンジン回転が高くなり、アクセルを踏み込んだ際により強力な加速感が得られました。

また、CVTの制御が変わり、DCTやトルコンATのようにステップを刻みながら変速してくれるのも好印象でした。

総じてスポーツモードの方がフィーリングが良かったので、もし管理人がchrターボ車を手に入れたら、常時スポーツモードを使うことでしょう。

最後にドライブモードを「エコ」に切り替えてみましたが、終始もっさりとした加速感に終始し、個人的にこのモードは使いたくないと感じました。

その後、別のディーラーでchrターボ車のffを試乗してみましたが、車両重量が70kg軽いだけのことはあり、加速は4wdよりも軽快に感じました。

とは言え、極端な差があるわけではなく、それほど速い車ではないことに違いはありません。

総じて2wd、4wdともに日常ユースで困らない程度の加速性能は持っていますが、スポーティな外装デザインからすると物足りなさを感じました。

トヨタCHRターボの見積もりと購入価格は?

この項目では、chrターボの見積もり額と最終的な購入価格について解説します。

トヨタの公式ホームページで取ったchrターボ各グレードの見積もりは、以下の通りです。

なお、オプションは一切付けていません。

  • ・s-t(ff) 252万3,677円
  • ・s-t(4wd) 272万2,977円
  • ・s-t ledパッケージ(ff) 258万1,077円
  • ・s-t ledパッケージ(4wd) 278万377円
  • ・g-t(ff) 284万6,777円
  • ・g-t(4wd) 304万5,977円

実際の購入価格は、この見積もり額から値引き額を差し引いた金額になります。

chrターボ車の値引き額の上限は30万円ですが、この額を引くと以下のようになりました。

  • ・s-t(ff) 222万3,677円
  • ・s-t(4wd) 242万2,977円
  • ・s-t ledパッケージ(ff) 228万1,077円
  • ・s-t ledパッケージ(4wd) 248万377円
  • ・g-t(ff) 254万6,777円
  • ・g-t(4wd) 274万5,977円

トヨタCHRターボのチューニングについて

加速性能がそれほど高くないことから、chrターボ車の購入を躊躇している方もいることでしょう。

しかし、心配する必要はありません。

chrには、エンジンをチューニングする様々なアフターパーツが存在するからです。

chrターボ車に適合するチューニングパーツには、以下のような商品があります。

T.M.WORKS「DME TUNE Type M」 価格70,000円

馬力・トルクを向上させるサブコンピューターモジュールで、取り付けは専用ハーネスを指定センサーのコネクターに割り込ませるだけです。

コンピューター本体のデータを書き換える必要がないため、引き続きトヨタの車両保証が受けられる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

chrターボ車に取り付けた場合、最高出力が20psアップの136psに、最大トルクが2.4kgf・mアップの21.3kgf・mに向上します。

T.M.WORKS「イグナイトMSI」 価格36,000円

こちらは点火系のチューニングパーツになります。

燃焼効率の向上により、低中速トルクのアップが期待できます。

シエクル「MINICONα」 価格16,800円

インジェクターの噴射タイミングの制御するサブコンピューターモジュールで、中高速域での馬力・トルクの向上や、エンジンレスポンスの向上が望めます。

トムス「POWER BOX」 価格38,000円

圧力センサー値のコントロールによりターボチャージャーのブースト値を上昇させ、馬力・トルクを向上させるパーツです。

chrターボ車の場合で最高出力が12psアップの128psに、最大トルクが2.7kgf・mのアップの21.6kgf・mに向上します。

RACE CHIP「RaceChip S/RS/GTS」

馬力・トルクを向上させるサブコンピューターモジュールです。

S/RS/GTSの3タイプがあり、chrターボ車に取り付けるとSの場合で14ps/1.5kgf・m、RSの場合で20ps/2.4kgf・m、GTSの場合で24ps/3.5kgf・mの向上が実現します。


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まとめ

chrターボ車は、加速・馬力・燃費の面ではそれほど高い評価は与えられません。

しかし、燃費はともかくとして、社外チューニングパーツの装着により馬力をアップさせ、加速性能を向上させることは可能です。

もし、chrにアグレッシブな外装デザインに相応しいパフォーマンスを望むなら、今回紹介したようなチューニングパーツの装着をおすすめします。

ただし、chrターボ車をチューニングした場合は、ノーマル車以上にオイル交換に気を使った方が良いでしょう。



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